痛みと炎症のメカニズムと関係について

慢性的な症状改善の専門整体のコラムです

当整体は皆様が10年、20年先も健康で生活できるため、様々なお身体のお悩みの問題を解消させることができるヒントを掲載しています。

慢性的な症状でお悩みの方のヒントに少しでもなればと思います。
ご一読いただければ幸いです。

痛みと炎症のメカニズムと関係について

痛みと炎症は密接に関連しており、
炎症が起こると痛みを引き起こすことが多いです。

炎症は体の防御反応の一つですが、
過剰になると痛みが強くなり、
慢性化することもあります。


1. 炎症とは?

炎症は、体が損傷や異物に対抗するために
起こす生理的な防御反応 です。

細菌やウイルス、ケガ、アレルギー反応
などによって引き起こされ、
赤み・腫れ・熱感・痛み・機能障害
という5つの典型的な症状を伴います。

炎症の目的は、損傷した組織を修復し、
異物を排除することですが、
この過程で 「痛み」 が発生します。


2. 炎症と痛みのメカニズム

炎症による痛みは、
主に炎症性メディエーター
呼ばれる物質によって引き起こされます。

① 炎症性メディエーターの放出

炎症が起こると、
損傷した細胞や免疫細胞から
「炎症性メディエーター」(炎症を引き起こす物質)が
分泌されます。代表的なものは以下の通りです。

炎症性メディエーター役割
プロスタグランジン(PG)痛みを増強、血管を拡張
ブラジキニン末梢神経を刺激し、痛みを引き起こす
ヒスタミン血管を拡張し、腫れやかゆみを発生
サイトカイン(IL-1, TNF-α)炎症を活性化し、痛みを悪化
ロイコトリエン気道の炎症(喘息など)に関与

特に プロスタグランジンブラジキニン は、
痛みの閾値を低下させ、
普段なら痛みを感じない刺激にも
敏感に反応するようになります。


② 神経の過敏化(痛みの増強)

炎症性メディエーターが 神経を直接刺激 し、
痛みを感じる神経(侵害受容器)を敏感にします。

その結果、通常なら痛くないような
刺激でも 「痛い!」 と感じるようになります。

  • 例: 風邪を引いたとき、
    喉が痛くなるのはウイルスによる炎症で
    神経が敏感になっているため。

さらに、炎症が続くと
中枢神経(脳や脊髄)でも過敏化 が進み、
痛みが長引くことがあります。


3. 炎症による痛みの種類

炎症による痛みは 急性痛と慢性痛 に分けられます。

① 急性痛(短期間の痛み)

炎症が一時的に起こり、
治癒とともに痛みが消えるタイプ。
例: ケガ、風邪の喉の痛み、虫刺され

② 慢性痛(長期間続く痛み)

炎症が長期間続くと、
神経が過敏になり 「慢性痛」 へと移行します。
例: 関節リウマチ、神経痛、慢性腰痛、アレルギー性疾患

慢性痛は
「炎症性メディエーターの放出」だけでなく、
「神経系の過敏化」も関与するため、
治療が難しくなることがあります。


4. 炎症による痛みを抑える方法

炎症が原因の痛みを抑えるためには、
炎症をコントロールすること が重要です。

① 抗炎症薬の使用

🔹 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

  • 例: ロキソニン、イブプロフェン、アスピリン
  • 作用: プロスタグランジンの生成を抑え、痛みや腫れを軽減

🔹 ステロイド(副腎皮質ホルモン)

  • 例: プレドニゾロン、デキサメタゾン
  • 作用: 強力な抗炎症作用で痛みを抑える(長期使用には注意)

② 物理的なアプローチ

  • 冷やす(アイシング)
    炎症の初期段階では冷やすと血管が収縮し、腫れや痛みが軽減

  • 温める(ホットパック)
    慢性的な炎症(肩こりや腰痛)には血流を促進して痛みを和らげる

③ 生活習慣の改善

  • 抗炎症作用のある食品を摂る
    • オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油)
    • ポリフェノール(緑茶、赤ワイン)
    • ビタミンC・E(柑橘類、ナッツ類)
  • ストレス管理(ストレスは炎症を悪化させる)
  • 適度な運動(血流を良くし、炎症を抑えるホルモンを分泌)

まとめ

炎症とは? 体を守る防御反応だが、痛みを引き起こす
痛みの原因 → 炎症性メディエーター(プロスタグランジン、ブラジキニン)が神経を刺激
急性痛と慢性痛 → 短期間の炎症 vs. 長引く炎症(神経の過敏化)
対策抗炎症薬・冷却・生活習慣の改善 で炎症を抑える

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