妊娠中に起こる頭痛の原因

片頭痛は妊娠初期から後期においては
軽減する傾向にあります。

妊娠中に発生する頭痛の原因の多くは、
姿勢の歪みから来る筋肉のこりによって、
起こる緊張性型頭痛です。

その他に妊娠中に頭痛は原因は以下のようなものです。

妊娠初期：ホルモンの急激な変化＝悪阻(つわり)
妊娠中期：重心の変化による姿勢の変化による肩こり首こり
妊娠後期：妊娠中期と同じ原因 ＋ 出産への不安やストレス

また、妊娠中の頭痛は骨盤のゆがみから
起こることは傾向的に多くあります。

妊娠すると出産に向けて姿勢や
バランスが変化していきます。

その過程で骨盤がゆがんで姿勢が悪くなると、
骨盤から上のユニットである、
上半身のバランスも崩れてしまい
身体や頭のバランスを保持しようと、
筋肉が硬く支えようとします。

硬くなり柔軟性が減少した筋肉が
神経を圧迫したり、体液の循環を
阻害することで頭痛を引き起こしてしまいます。

妊娠中の頭痛はこのように姿勢の悪さから
起こる場合もありますので、
妊娠中の頭痛は骨盤や背骨を整えて
重心を安定させることで、
頭痛が軽減することも多いのです。　

産後に頭痛が起きる原因

産後は妊娠中に起こった身体の変化を
元に戻していく時期であると同時に、
育児に伴う長時間の抱っこや授乳姿勢により、
首・肩周りへの負担や睡眠不足などにより、
頭痛が起きやすい時期です。

長時間の抱っこをするには腕の筋肉だけでなく、
背中や肩、腰などのにも負担が及びます。

赤ちゃんはどんどん重くなりますので、
腕や肩周りの筋肉に疲労がたまり、
緊張型頭痛になります。

また、どうしてもお子さんが小さいうちは
睡眠不足になるのは避けられません。

そのため、普通なら睡眠で回復するはずの
疲労もどんどん蓄積していくことで、
片頭痛も出やすくなります。

授乳中の頭痛について
妊娠中に片頭痛が軽減すること
が多いのですが、産後１か月以内に
半数以上の方が再発することが分かっています。

授乳と頭痛との関係については、
母乳と人工乳で程度や頻度に違いがないと
されていましたが、ここ最近の研究で
母乳育児のほうが片頭痛の再発を
抑える可能性があることが分かったそうです。

少なくとも、母乳をあげていることが
頭痛の直接的な原因ではないと
考えられています。

頭痛薬に関しては、授乳中であることを
病院で伝えると処方してもらえることが多いので、
お医者様の指示に従うとよいかと思います。

当院では、背骨や骨盤を整えることで
筋肉や関節の負担を減らし、
お母さん自身の自然治癒力が最大限に
発揮できる状態を目指して全身を調整していきます。

そうすることで、授乳での身体への
負荷が軽減したり、短時間の睡眠でも
体力回復がしやすくなり、
頭痛のきっかけが減ることで
頭痛の頻度や度合いが大きく軽減することが多いです。

また、肩や首への負担がかかりにくい
授乳姿勢などのアドバイスも行っておりますので、
授乳中の頭痛でお困りの方は是非一度ご相談ください。

当院では、詳しい問診や検査により、
頭痛の原因を特定し、
頭痛を改善していきます。

妊娠中の頭痛は、精神的なストレスになり
胎児に悪影響を及ぼす可能性もありますし、
産後や授乳期間中の頭痛は
子育ての妨げになります。

また、妊娠中や授乳中は妊娠前に飲んでいた
強い頭痛薬を飲めなくなることもあります。

妊娠中や産後の頭痛でお困り方は非常に多いです。

ズキズキと痛む強い頭痛は日常生活にかなりの
影響を出します。

そのため、ちょっと様子をみるのではなく、
できるだけ早めに無理せずに、
整体を受けることをお勧めいたします。