日本人が訴える自覚するカラダのお悩みのは女性の１位が肩こり、
男性の２位も肩こり、と言うデータも出てくるほど、
多くの日本人が肩こりに悩まされています。

年齢や性別を問わず、多くの人が悩まされている肩こり。
二足歩行であるヒトのカラダは、重たい頭を支えるため、
もともと首や肩に負担がかかりやすい構造をしています。

肩こりが起こる直接的な原因は、筋肉の疲れと血行不良ですが、
これらを招く要因はさまざまです。
ここでは、肩こりの原因について解説します。

肩こりがひどくて悩まれてるその原因

肩のまわりの筋肉にはたくさんの血管が通っています。
筋肉の伸縮や収縮によって、血液の循環を促し、全身の細胞に「酸素」や「栄養」を届ける重要役割を果たしています。

しかし、肩の筋肉に負担をかかってしまうことで、筋肉が硬直してしまい血管を圧迫し、血行不良をしてしまいます。
すると、乳酸などといった様々な疲労物質が溜まってしまい、これによって神経が刺激され、肩回りの筋肉がこわばったり、重くなったりと肩こり特有の問題を引き起こしてしまいます。

肩こりが慢性化してくると、肩回りが痛く感じてきて、肩だけではなく、首スジや繋がりのある頭にまで影響が及んで頭痛などの問題を引き起こす問題のトリガーにもなってきます。

「不良姿勢」と「筋肉疲労」と「血行不良」が起こる原因

肩こりを引き起こす原因として「不良姿勢」と「筋肉疲労」と「血行不良」が考えられます。

＜不良姿勢＞
長時間のデスクワークや、パソコン作業、スマホなど、同じ姿勢で長く続けていると、首や肩の負担が増えます。
特に、パソコンやスマホを使う際に、首が前に出るような猫背姿勢をとっていたら要注意。
悪い姿勢でいると頭の重さを骨格ではなく、肩の筋肉だけで支えるため、肩の筋肉がカチカチに固まり、肩こりにつながります。
せめてスマホを扱うときは、目線と同じ高さまで引き上げるようにしましょう。

＜運動不足＞
最近はコロナの影響で外出が減ったことにより、歩くことが減っていることが多いようです。
運動量が減ってくると筋力が衰えて、カラダを支える全体の筋力が弱まると肩の負担が大きくなります。
また、運動不足による柔軟性の低下は、血流の悪化を招くため、肩こりが起こりやすくなります。
ただし、やりすぎは急激な運動は、疲労物質が溜まってしまうので、かえって肩こりの原因になるので、ほどほどを心得ましょう。

＜ストレス＞
肩こりはストレスとも密接に関係しており、過剰なストレスにさらされていると、自律神経が乱れて、筋肉の緊張や血行不良が生じることで肩のコリが増悪します。

肩こりがひどくて悩まれてるその対処法

筋肉のコリや血行不良に伴う肩こりであれば、関連する僧帽筋などの筋肉に対してのストレッチや、血行促進のためにお風呂で温めるのも効果的で、特にお風呂に入ったら肩まで浸かって５分は温めることで、血行が促進します。

ストレッチを行う場合もお風呂で温めた後の方がより効果的です。

また、原因の多くは慢性的な姿勢の悪さも原因です。
生活習慣からチョコチョコ自分の姿勢を見直してみるとよいでしょう。